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◆「青葉心理クリニック」は自由診療(保険証がいらない)の内科、心療内科の医療機関です。内容を皆様に把握していただくために、よくあるご質問にお答えしながら、当クリニックの概略をご説明いたします。

質問 1 .どうして、保険証の効く普通の開業医ではないのでしょうか?

(答 1)

社会保険医療機関(みなさんが保険証を持って、診療を受けられる普通の医院、病院)の診療は、効率性を求められます。そのために、短時間にたくさんの患者さんを診なければ成り立ちません。ここに、患者さんの「もっと話を聞いて欲しい」、「もっとわかるように説明して欲しい」そういう声が聞こえてくる大きな原因があります。私も内科専門医、神経内科専門医として臨床経験が 30 年となり、病院、診療所それぞれの場所は違えど、社会保険診療では、最大限の努力をしながら、どうしても真にこのような患者さんの声にこたえることができないというジレンマに悩み続けました。一人の方に、もっとたくさんの時間を提供したいというのが主な理由です。

質問 2 .どうして、薬を使わないのですか?

(答 2)

「心の病気と脳の病気は違う」のです。薬が効くのは、その対象が「もの」である、脳、心臓、胃、腸、等の「臓器」、つまり「物」が故障しているから、「もの」である「薬」が効くのです。「心は「もの」ではありません。「心の病気」から派生する「イライラ」、「不安」、「不眠」などの症状を薬で軽くすることはできますが、「心の病気」を治すことはできないのです。「脳の病気」である、統合失調症(分裂病)や鬱病は薬物による治療が目覚ましい効果をもたらしました。しかし、「心の病気」である、神経症、人格障害、心身症、等は薬では治らないのです。いま現に「心の病気で薬を服用されている方は、ご自分にどうしようもない不安や不安とさえ表現できない、満たされない思いに気づかれておられませんか?それは、信頼できる医師との対話による関係でしか解消のできない、あなたの『気持ち』の訴えなのです。従来の医院の診療のように、診療の合間にお話しを伺い、ご説明をするのではなく、お話しを伺い、ご説明申し上げることこそを目的とした機会を、そういう場を提供したいというのが、このクリニックを新たに自由診療で設立した理由です。

質問 3 .「心の病気」というのはどんな病気なのですか?

(答 3)

「心の病気」は、「神経症」と言うような「病名」のついた病気に限られるものではありません。「いじめ」、「登校拒否」、「遁走」、「非行」にも「心の病気」の存在が医師の目からは、はっきり見えることが多いものです。原因不明の、腹痛、めまい、頭痛の患者さんに「心の病気」が隠れていることは実に多いものです。「いじめ」のストレスに耐えかねた子供さんがこのような訴えで、医院を受診されることは珍しいことではありません。これは子どものSOSなのですが、残念ながら、『「検査」の結果、異常はありません』で済まされてしまい、後日、「登校拒否」、「遁走」などに姿を変え、このような行動が、「非行」にまでつながることがあるのです。親御さんで、どうしてこの子が援助交際や万引き、あるいは薬物中毒にと、わが子ながら理解できない思いで苦しんでおられる方はありませんか?学校の先生は「教育的見地から」お子さんを見ています。児童相談所、家庭裁判所、警察は同じようにそれぞれの「立場」からお子さんを見ています。このクリニックは「心の病気」という観点からご相談に応じます。これは病名を持った病気を拝見するという医療機関の枠を超えているもので、保険医療では対応のできないものです。しかし、この視点からの理解は大切なことだと考えているのです。子供さんの問題に限らず、おとなの方でも例えば、「DV」に悩んでいる方には、「心の病気」としてのDVへのアプローチが必要なのです。家庭内暴力防止法(DV法)が制定され、シェルターの設置や様々な救済策が講じられたのは進歩ですが、それだけでは救われない心の問題があるのをDVで悩む方はお分かりだと思います。例として挙げさせていただいた、子供の非行や、DVの問題に限らず、多くの対人関係からくる問題には「発達」という問題を避けては通れないのです。この問題は本来、医者の守備範囲なのです。

質問 4 .「心の病気」だけではなく、「体の病気」も取り扱うのですか?

(答 4)
2008年 3月まで、医療の第一線で内科専門医、神経内科専門医として診療をしてまいりましたので、体の病気のご相談にも対応しております。通常の社会保険医療機関のように、診察、投薬は行いませんが、時間をかけ、お話しを伺い、説明を尽くすというのは「体の病気」でも変わらない、当クリニックの姿勢です。「体の病気」をきちんと診ることができなければ、「心の病気」は診ることができないと考えています。このように社会保険診療の求める効率化のために落ちこぼれてしまう、あるいは医師に相談する機会のない少数の患者さんに目を向けなければいけないという思いが、この「青葉心理クリニック」を、新たに設立した目的です。「お話しを伺って、十分に説明させていただく」、それがこのクリニックの原点です。先ほども申し上げました通り、患者さんの中に「いじめ」が原因の腹痛、めまいがかなりの数認められる現状に対して、治療という面では保険医療では対処できない構造上の問題があることを痛感してまいりました。さらに、いじめ、不登校、非行の問題に、発達の問題という医師が取り扱わなければならない問題が潜んでいるにもかかわらず、医師は日常の診療の忙しさにかまけて、この問題にかかわりをもたないで、看過してきたと言わざるを得ません。学校の先生、警察、児童相談所、家庭裁判所という公的な機関による対応は、それが十分になされても、なお、精神医療の点からみると問題が残り、どうして、医療機関に相談に来てくれないのかと思ってまいりました。そこには、「精神科」には行きにくいという問題、社会保険診療では病名や通院していることが会社に知れる、そういう声があること、さらに我々の側で、このような問題を診療として取り扱うということが時間だけ取られることで、経営上で不可能になってしまうため、来院されても、積極的に診療をせずに、前述の公的な機関に紹介するだけで事足りると考えてきたのが原因ではないかと思うに至りました。 30年にわたる臨床経験から、このような問題に悩む方々に、純粋に個別の相談に応じられる施設の存在を許すだけの社会としての成熟性が求められているのではないかと思うようになりました。

質問 5 .費用はどのくらいかかるのですか?

(答 5)

社会保険医療ではないため、費用はすべて自費となりますが、弁護士さんの相談料(30分5,250円)、非医師によるカウンセリング料金(50分6,000円〜8,000円)を参考に、非営利目的で、施設の維持のみを考慮し、1回(1時間30分まで)8,000円(税込)(出張などの特別なことがない限り料金が加算されることはありません責任の持てるように一日5名限定ですから、ゆっくりお話し下さい。法的な守秘義務がありますから、秘密が外に漏れる心配もありません。安心してご相談ください。